もみの木は一年に一度 生きたまま家に入ることが許された木です。
その昔 ヨーロッパは今よりも寒く、冬季、ウイルス菌や風土病などにより幼児や体の弱ったお年寄りが命を失っていました。
体験的に知った抗菌効果のある樅の木を家の中に入れ、家族を守ったのがクリスマスツリーの起源と言われてます。
モミやトドマツの葉油は、爽やかな松葉の香りを持ち『森の香り』といわれる 酢酸ボルニルを25% 前後も含んでいます。
スイス・ドイツの森林地帯では、欧州モミの葉を原料として年間5~20トンの精油が採取され、消臭剤、入浴剤、石鹸香料、または風邪やリュウマチ などの治療に利用されています。
一般的な木材は、大量に効率よく製品にするために、強制的に熱を加え、短時間で乾燥させます。
しかし、木の持つ成分は熱に弱く、いい効果はなくなってしまいます。
当社が使っているもみの木は、このような成分を残すため自然乾燥させています。
手間暇がかかるので、大量生産できない貴重な材料です。